内窓だけでは結露が防げないって本当ですか?
この写真を見て頂くと分かると思うのですが、壁にカビが付いているのが分かると思います。
この写真ってマンション廊下側で北側に面している部屋の良く見かける風景です。
廊下側っと言う事も有り、中々窓を開ける回数も少なく、冬になれば寒いので
なおさら窓の開閉が少ないと思います。
結露の原因は、一番は部屋の中の湿度が高い事があげられる中で、窓面は熱の通りが
家の中で一番大きいので、結露が起こる事は分かると思います。
それでは、何故にカビが生えてしまうのかです。
理由は簡単な事で、廊下側の部屋は壁も外気に面しているので、熱の動きが
他の壁に比べると多いからです。
そこで、壁結露が起きてしまって、クロスが湿度を吸ってしまい、カビが出てきます。
酷い所だと、壁に貼ってある石膏ボードがボロボロになっている所も。
最近のマンションは、壁に断熱材が吹き付けられているので、壁結露は大分減っています。
少し前のマンションは、躯体(RS壁)に直接クロスを張っている事もあり、
ほとんど断熱性能がないので、壁に結露が出てしまう事が。
そのマンションの施工方法もあると思うのですが、窓に内窓だけでは部屋全体の
結露を止める事が出来ない事がこれで分かります。